「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、埼玉県の「五家宝」。
江戸時代後期から熊谷の地で作り続けられてきた五家宝。もち米を一旦もちについてから薄くのばし、細かく砕いて煎り、あられ状にしたものをまとめて円筒状にします。そこで外側にまぶすのは、風味豊かなきな粉。最後により板(のし板)で長くのばしてから適当な長さに切って出来上がりです。
今もなお、継承されてきた独特の手作り技法によって、熟練した職人の腕や勘に頼りながら家内工業的に作られています。そして日持ちも良いことから、熊谷名物として人気を集め、全国に知られるようになったのだとか。
五家宝の発祥には諸説ありますが、中山道の宿場町として栄え市も開かれていた熊谷では、荒川の恵みを受け、五家宝の原料となる良質の米がとれました。また大豆が豊富に作られており、水飴の原料となる大麦も多く収穫され、生産に適していたことから、「五穀は家の宝である」という祈りを込めて現在の「五家宝」が確立されたと考えられています。
伝統的な食文化として、現代の熊谷人に愛され続けている五家宝。自分用にはもちろん、お土産にもオススメです。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-saitama/
【熊谷市文化遺産保存事業実行委員会】
http://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/
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Drive! NIPPON編集部
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