「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、広島県の「府中味噌」。
江戸時代、山陰や中国山地の産物が石州街道を使って全国に運ばれ、その集散地として賑わった広島県府中市。米や大豆、塩など良質な原料がそろう環境に恵まれ、みそ醸造が盛んでした。
かつては備後国の国府が置かれ、諸国人の出入りが多く、福山藩主水野公が参勤交代道中の諸大名に白みそを贈呈したことがきっかけで、府中味噌の名は全国に知られるようになったと伝えられています。
府中の白味噌はきめ細かで、透き通るような白色が特徴的。さらに風味豊かな低塩の甘口が魅力で、料理調味料として高級品扱いされてきました。昨今の料理離れ・和食離れの流れを受け、府中味噌も消費量が大きく落ち込み、蔵の廃業も進み、現在は3社を残すのみとなってしまいました。
400年以上の歴史をもつ「府中味噌」を継承していくため、海外への販路拡大や味噌を使った加工品を開発するなど、味噌の可能性を広げる新しい取り組みも進められています。味噌づくり体験なども開催されているので、府中を訪れる際はチェックしてみてください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-hiroshima/
【府中味噌協同組合(任意団体)】
https://www.fuchu-miso.jp/cooperative/
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Drive! NIPPON編集部
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