「近代の100年フード部門〜明治・大正に生み出された食文化〜」に認定されている、沖縄県の「田芋(ターンム)料理」。
田芋(ターンム)料理は、大正初期から受け継がれてきた沖縄の催事行事には必要不可欠で、琉球王朝時代の歴史をしのばす料理です。また、子孫繁栄を意味するとも言われる伝統料理でもあります。
さらに田芋料理は、琉球王国の冊封使へのおもてなしである、宮廷料理を盛り付けるトゥンダーブン(東道盆:琉球漆器の代表的な器)の中にも含まれていた最高峰の食材の逸品でもありました。
ここで紹介する田芋料理は、本部町在住の松本ヤス子さんの先代より受け継がれてきた味を再現したものです。質の良い田芋を選定し、田芋の収穫→洗い→煮る→皮をむく→整形(重箱及び器に合わせて長方形→味付け。味付けは、醤油、黒砂糖、ざらめ、しょうがを合わせて煮込み、1分~2分で仕上がります。田芋を茹でて角切りにして、砂糖醤油で煮詰めて味付けしたことで、田芋のコクが楽しめる美味しい味わいが生まれるのです。
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Drive! NIPPON編集部
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