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投稿日:2023.12.30 Sat

【100年フード】先人の経験と知恵が詰まったエコ食材。群馬県の「嬬恋くろこ」

【100年フード】先人の経験と知恵が詰まったエコ食材。群馬県の「嬬恋くろこ」

「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、群馬県の「嬬恋くろこ」。

嬬恋くろことは、天保の大飢饉(1832~1839年)の時代、凶作が続き食料が底をついたとき、先人達が、屋外に放置してある澱粉を抽出したじゃがいもの搾りかすに、ネギと味噌を加え焼いて食べた事が発祥と言われています。

じゃがいもから、澱粉を採取した残りの廃棄物を原料とし、越冬期間を経て利用可能な食品となります。特別な温度管理は必要とせず、屋外で生産可能な嬬恋くろこ。先人の経験と知恵が詰まった究極のエコ食材です。

近年では、地元大学とも連携し、食品としての健康機能の研究も始められています。一方で、その製造に手間と時間がかかる事から、生産量は減少、生産者の高齢化も進み、郷土の食文化を守り、継承する事が急務に。嬬恋村「くろこ」保存会では、くろこの製造、販売を通じて、伝統ある食文化を次世代に繋ぐ活動を推進しています。

【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-gunma/

嬬恋村「くろこ」保存会

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Drive! NIPPON編集部

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