「近代の100年フード部門〜明治・大正に生み出された食文化〜」に認定されている、愛知県の「高浜とりめし」。
今から約110年前、明治37年の日露戦争の時に従軍した加藤弥七さんが、にわとりの孵化技術を持ち帰り、その後、高浜市の地場産業として、卵の生産が盛んになりました。それと同時に、卵を産まなくなった廃鶏(成鶏)を食べる文化が始まったのだとか。
廃鶏を使った代表的なものが「とりめし」。廃鶏は硬い肉なので、薄くスライスすること、たまりと砂糖で水を使わないで具を炊くこと、炊き込みではなく混ぜご飯にする、具材をとり脂で炒めることなどの特徴があります。養鶏業が盛んであった高浜市の吉浜地域。「上地区」では米と鶏肉を中心としたシンプルなものに対して、「下地区」では椎茸や人参、油揚げなどを入れます。
「とりめし」は、それぞれに地域特性があり、歴史を感じさせる食文化の一つです。高浜とりめし学会ホームページでレシピ動画を見ることができるので、ぜひご家庭で作ってみてください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-aichi/
【高浜とりめし学会】
https://www.torimesi.com/
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Drive! NIPPON編集部
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