「近代の100年フード部門〜明治・大正に生み出された食文化〜」に認定されている、新潟県の「へぎそば」。
抜群ののど越しと、ツルツルシコシコとした食感に思わず顔がほころぶのが「へぎそば」。 一年の約半分が雪に覆われる日本屈指の豪雪地で、雪と闘いながらも、時にはそれを恵みとして生かした物語からうまれた食文化です。
織物の産地において、きものの糸の糊付けに使われている布海苔という海藻をそばのつなぎに代用したのがへぎそばの始まりだと言われています。長い冬を乗り切るための保存食であった「そば(実)」と、冬仕事であった「きもの産業」が出会い、へぎそばが誕生。当時そばは貴重品で、祝い事に出すご馳走でもありました。
へぎそばの独特の食感は、布海苔をつなぎに使用することで生まれたものであり、名前は「へぎ(片木)」という木の箱に盛り付けるところが由来。大正時代から続くへぎそば店では、盛り付けについて一口サイズに束ねたそばは、絹糸の束、その並べ方はきものの織り目を意識したものと伝えられています。
木の箱に美しく盛り付けられたへぎそばの独特な食感や風味を堪能ください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-niigata/
【新潟県】
①一般財団法人十日町地域地場産業振興センター
https://cross10.or.jp/
②小千谷伝 麺有志の會
https://www.instagram.com/ojiyanoodlesfes/
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Drive! NIPPON編集部
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