「未来の100年フード部門〜目指せ、100年!〜」に認定されている、新潟県の「背脂ラーメン」。
燕の背脂ラーメンには極太麺が使用されており、スープは煮干しなどの魚介類の出汁が効いた、やや濃い醤油味。そして、丼から湯気が上がらないほどにかけられている大量の豚の背脂が特徴です。
産業文化が育んだ食文化の一つで、昭和初期、輸出用の金属洋食器の製造が盛んで、夜遅くまで残業が続いた職工たちのために、その形が変化したのだとか。忙しい職工たちのために、細麺・薄味で提供されていたラーメンを、腹もちがよく伸びにくい極太麺に変更し、やや濃いめの醤油味へと改良。そして、スープを背脂で覆うことでスープが冷めにくくなり、忙しさで出前直後に食べられない職工たちを喜ばせました。
燕の背脂ラーメンは、金属産業が盛んなまち「燕」だからこそ生まれた食文化の一つと言えるでしょう。現在は新潟五大ラーメンの一つとして、地元燕だけでなく、全国各地で親しまれています。ぜひ現地で本場の味をお楽しみください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-niigata/
【一般社団法人 燕市観光協会】
https://tsubame-kankou.jp
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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