「近代の100年フード部門〜明治・大正に生み出された食文化〜」に認定されている、兵庫県の「明石焼(玉子焼)」。
明石焼(玉子焼)は、小麦粉とじん粉、卵、だし汁を混ぜ合わせて作られた生地の中にタコを入れて焼き、だし汁につけて食べる明石を代表する食文化の一つであり、郷土料理でもあります。
明石焼が商売として始められたのは、大正8年頃からと言われています。たこ焼きのルーツともいわれ、見た目は似ていますが、卵の分量がたこ焼きに比べて多く、じん粉は加熱しても硬くならないため、小麦粉だけで作るたこ焼よりも柔らかでふんわりと仕上げられます。
また、たこ焼きはソースをかけて食べるのに対し、明石焼は鰹や昆布のだし汁につけて食べる点が異なる特徴。さらに、明石焼を焼く鍋はたこ焼などに使われる鉄板鍋ではなく、銅鍋が使用されます。銅鍋は、熱伝導がよく、生地のふんわり感をより引き出し、絶妙な焼き加減を生み出します。あげ板の上に並んだ卵色の丸い明石焼を一口食べると、ふわふわ、トロトロの生地の中に、コリコリのタコの歯ごたえが広がります。
兵庫を訪れた際は、旅の思い出にぜひ明石焼を味わってみてください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-hyogo/
【一般社団法人 明石観光協会】
https://www.yokoso-akashi.jp/
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Drive! NIPPON編集部
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