「近代の100年フード部門〜明治・大正に生み出された食文化〜」に認定されている、埼玉県の「フライ・ゼリーフライ」。
「フライ」と言えば一般的に揚げ物というイメージですが、行田市の位置する北埼玉地方は古くから小麦の産地であり、「フライ」は揚げ物ではなく、小麦を使った焼き物を意味します。
小麦粉を水で溶き、鉄板の上で薄く焼き、ねぎ、肉、卵などを入れ、ソースまたは醤油だれをつけて食べるふわりとしたお好み焼きのようなもの。安くて持ち運びが便利なうえに腹持ちがよく、昭和初期には足袋工場で働く女工さんの間で人気となり、販売する店が増えて定着したと言われています。
一方、「ゼリーフライ」はジャガイモにねぎやにんじん、おからが入った、衣のついていないコロッケのようなもので、モチモチとした食感が大人にも子どもにも大人気。そのルーツは明治時代の日露戦争の時に中国から伝わった「野菜まんじゅう」と言われ、名前の由来は、小判形であることから「銭フライ」といわれていたものの「銭」がなまって「ゼリーフライ」となったと言われています。
受け継がれる行田の名物をぜひ一度味わってみてください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-saitama/
【行田市】
https://www.city.gyoda.lg.jp
【一般社団法人行田おもてなし観光局】
https://www.gyoda-kankoukyoukai.jp/
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Drive! NIPPON編集部
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