京都・東本願寺の飛地境内地にある、300年の歴史を持つ日本庭園「渉成園(枳殻邸)」にて、2024年11月16日(土)~12月15日(日)の期間で、夜の京の庭園を幻想的にライトアップする「渉成園 秋灯り」が、開催されています。
周囲に、枳殻(からたち)を生垣として植えたことから「枳殻邸(きこくてい)」の名でも親しまれている「渉成園(しょうせいえん)」。庭園には、四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「十三景」と称されています。「渉成園 秋灯り」では、“四季の彩り”をコンセプトに、色彩豊かな春や紅葉のグラデーションなど、自然の色彩を取り入れた照明で庭園を美しくライトアップ。中央に位置する「印月池」を活かした、水鏡効果による水面に映る庭園の情景、さまざまな歴史ある建築物のありのままの情景が楽しめる演出にも注目ください。
〈夜の舟旅〉※有料・事前予約制
和舟に乗って、池泉回遊式庭園「渉成園」の中央に位置する園池「印月池」を周遊しませんか。広さは約1,700坪あり、園全体の約6分の1を占めています。いつもは陸側から見るだけですが、会期中は舟上から、印月池に浮かぶ島、臥(が)龍堂(りゅうどう)や源(みなもとの)融(とおる)ゆかりの塔や侵雪橋を間近に見ることができます。
開催日:期間中の毎週木・金・土
11/16・21・22・23・28・29・30・12/5・6・12・13・14
※12/7(土)の開催はありません
開催時間:18:00~/18:45~/19:30~/20:15~ ※周遊時間約30分
料金:6,000円(庭園維持寄付金込)
定員:各回5名
事前予約:https://select-type.com/rsv/?id=Q3CfdKVPud8&pv_flg=1
【「渉成園 秋灯り」概要】
開催期間:2024年11月16日(土)~12月15日(日)
開催時間:17:30~21:30(最終受付21:00)
場所:渉成園(枳殻邸)
住所:京都府京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
庭園維持寄付金(夜間特別維持寄付金):大人1,000円/高校生・中学生500円/小学生以下 無料
※庭園ライトアップの見学は、事前申込不要
◾︎渉成園(枳殻邸)
池泉回遊式庭園をもつ東本願寺(真宗本廟)の飛地境内地(別邸)。1641年(寛永18年)に、三代将軍・徳川家光から当地(約一万坪)が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。庭園は「池泉回遊式庭園」であり、洛北詩仙堂を開いた石川丈山の作庭と伝えられています。渉成園の造りの特徴としては、ご本尊(阿弥陀如来)を安置する「園林堂」とその前に建つ「傍花閣(ぼうかかく)」を結ぶ中軸線を基準に全体的な作庭がなされています。これは、真宗の教えに基づいて、ご本尊(南無阿弥陀仏)を中心とした真宗門徒の生活規範がこのような仏寺庭園にも反映されているものであるといえます。「渉成園」という名は、中国の詩人・陶淵明(とうえんめい)『帰去来辞』の一節「園日渉而以成趣(園、日に渉って以って趣を成す)」から採って、宣如上人が名づけました。
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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