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投稿日:2024.12.18 Wed

シルバー車両6000系をテーマにした客室で、津軽の鉄道文化に浸る「弘南鉄道コンセプトルーム」誕生

シルバー車両6000系をテーマにした客室で、津軽の鉄道文化に浸る「弘南鉄道コンセプトルーム」誕生

青森県弘前市にある、繁華街の集合ビルをリノベーションした“泊まれるスナック街”として話題の宿泊施設「GOOD OLD HOTEL」内に、津軽地域で運営する私鉄・弘南鉄道大鰐線でかつて運行されていた、懐かしの弘南鉄道6000系の車両をテーマにした客室「弘南鉄道コンセプトルーム」が、オープンされました。

1960年から約30年間、東京急行電鉄(現:東急電鉄)で運用され、弘南鉄道が譲り受けたのち2006年まで定期運行していた弘南鉄道6000系を再現し、客室としてオープン。実際の運行時に車内で使用していた座席や荷物棚、看板などの備品、計器やヘッドライトなどの機器類で室内を装飾しており、鉄道マニアにとっては必見の内容。ホテルでありながら、弘南鉄道の歴史に浸りつつ往年の車両に乗車しているかのような気分を味わえます。

鉄道ファンはもとより、昭和レトロの雰囲気を満喫したい方、古き良き時代の思い出に浸りたい方など、世代を問わず楽しめる宿泊体験を満喫ください。

【弘南鉄道コンセプトルーム】
住所:青森県弘前市新鍛冶町80-2(GOOD OLD HOTEL内)
TEL:080-9029-8007
料金:20,000円(時期により変動あり)
予約:https://goodoldhotel.com/

◾︎希少車両のため鉄道ファンからの根強い人気がある「弘南鉄道6000系」
1960年に登場した弘南鉄道6000系は、全電動車方式、両開き客用扉、1台車1モーターの2軸駆動方式など、当時としては多くの新機軸を採用。車体外板にのみステンレス鋼を使用したセミステンレス車両で、試作的要素が強く20両の製造にとどまり、2008年に新6000系が登場したため「初代6000系」「旧6000系」と区別されています。東京急行電鉄(現:東急電鉄)で1989年まで運行後、弘南鉄道に8両が譲渡され、大鰐線では1988年、1989年に2両ずつ入線。同線では快速列車廃止に伴い2006年に定期運行終了、2008年にさよなら運転を行いましたが、その後も保守点検が続けられ、臨時運行されることも。2014年に運用終了し、現在は最後の1編成(D6008+D6007)が大鰐線の津軽大沢駅構内に留置されています。

◾︎弘南鉄道
弘前市を中心に弘南線(黒石駅-弘前駅間16.8km)と大鰐線(大鰐駅-中央弘前駅間13.9km)の2つの路線を運営する、日本最北の私営の電気鉄道会社。弘南線は田んぼアートで有名な田舎館村などの田園風景の中を行く「田んぼ鉄道」、大鰐線は日本一の生産量を誇るりんごの園地が沿線に続く「りんご畑鉄道」の愛称が付けられている。
URL:https://konantetsudo.jp/

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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