東京タワーの高さより深い、不思議な湖
日本一深い湖といえば、秋田県仙北市にある「田沢湖」です。周囲約20キロメートルのほぼ円形の湖で、水深はなんと423.4メートル。東京タワーの高さ333メートルと比べてみれば、そのスケールが分かります。晴れた日には湖面が瑠璃色に輝き、東北の厳しい冬でも凍ることはない…数々の神秘が残る田沢湖を旅してみませんか。
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目次
永遠の美しさを願った「たつこ像」
瑠璃色の湖面にたたずむ黄金色の「たつこ像」は田沢湖のシンボル。田沢湖に語り継がれる「たつこ伝説」にちなんで建造されました。そのお話とは…かつてこの地で暮らしていた美貌の娘・辰子が永遠の若さと美しさを祈願してお告げ通りに泉の水を飲んだところ、いつのまにか大きな龍の姿になり、田沢湖の主として暮らし続けたというもの。その美しい姿を湖岸から、または約40分の遊覧船クルーズで堪能しませんか。
住所 秋田県仙北市西木町西明寺字潟尻 TEL 0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
美貌のご利益で知られる「御座石神社」
辰子姫が生まれ変わった龍神をまつる御座石(ござのいし)神社は、美貌のご利益があるパワースポットとして注目を集めています。御座石という社名は、1650年に秋田藩主・佐竹義隆公が田沢湖へ訪れたとき、平らな石に腰をかけて休んだことに由来して名付けられたとか。境内には辰子が飲んだとされる「潟頭の霊泉」や、1本の木から7種類の木が生えた「七色木」など不思議な名所が随所に。赤色の鳥居越しに見る田沢湖も絶景です。
住所 秋田県仙北市西木町桧木内字相内潟 TEL 0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
ロマンスを体感!「たざわ湖・龍神まつり」
辰子姫の伝説にはさらなるエピソードが。辰子と同じく人間から龍となった八郎潟の主・太郎は、冬の間田沢湖を訪れて辰子とともに幸せに暮らしました。そのため冬でも田沢湖は凍らないと言われているのだとか。このロマンチックな伝説を「たざわ湖・龍神まつり」で体感!日本最大級と言われる龍の神輿が夕暮れの湖で再会し、花火も打ち上げられます。ラブラブなふたりにあやかり、縁結びや夫婦円満を祈願しましょう。(毎年夏に開催)
住所 秋田県仙北市田沢湖田沢字春山 白浜・おまつり広場ほか TEL 0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
田沢湖の固有種クニマスを展示する「田沢湖クニマス未来館」
2017年7月にオープンし、山梨県西湖で2010年に発見された「奇跡の魚 クニマス」を飼育展示。クニマスは世界中でここだけに生息していた田沢湖の固有種でしたが、1940年農業用水の確保と電源開発を目的に玉川の酸性水を導入し始めたことにより絶滅。そのクニマスが、なぜ西湖で命を繫いでいたのか?当時の漁具や丸木舟、湖畔の人々の暮らしや環境の変化、クニマスの生物学などを多数のパネルや映像で解説しています。田沢湖の再生、クニマスの里帰りを目指す仙北市の拠点施設です。
(上記の画像すべて仙北市観光課提供)
住所 秋田県仙北市田沢湖潟字ヨテコ沢4 TEL 0187-49-8131(田沢湖クニマス未来館)
瑠璃色の湖をスイスイ!「カヤック体験」
波のほとんどない穏やかな田沢湖へ、カヤックで漕ぎ出せば気分爽快!青やコバルトブルーなど場所によって湖の色が変わり、間近で見ると吸い込まれそうなほどの透明感です。「半日ツアー」ではガイドさんがレクチャーしてくれるので初心者でもOK。夏限定で開催される約2時間の「サンセットツアー」では茜色に染まる湖でドラマチックなひとときが過ごせます。
住所 秋田県仙北市田沢湖田沢字春山152 田沢湖キャンプ場 TEL 0187-43-2990(田沢湖キャンプ場)
ハーブスイーツでひと休み「田沢湖ハーブガーデン ハートハーブ」
田沢湖畔にある、四季折々のハーブを楽しめる庭園。園内のレストランでは、爽やかなハーブソフトクリーム「レモングラス」や、同ソフトクリームに甘酸っぱいルバーブジュレを添えた「ルバーブサンデー」、湖のような深いブルーのハーブを使ったハーブカルパス「バタフライピー」などのハーブスイーツが勢ぞろい。田沢湖めぐりの合間に涼を感じてみては。
住所 秋田県仙北市田沢湖田沢字潟前78 TEL 0187-43-2424(アロマ田沢湖)
最終更新日:2019.09.28
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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