瀬戸内アート巡り第2弾!3年に1度多くのアート好きが訪れる瀬戸内国際芸術祭はじめ、ART SETOUCHIの作品は、期間外でも鑑賞することができます。個性豊かなアート作品が揃う豊島、男木島・女木島のアートスポットをご紹介します!
(写真提供:(公社)香川県観光協会)
TABLE OF CONTENTS
目次
- 【豊島】アーティスト・横尾忠則の生と死に向かい合う作品が展示されている「豊島横尾館」(家浦地区)
- 【豊島】アーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛の無限空間「豊島美術館」(唐櫃地区)
- 【豊島】アート×食のコラボレーションレストラン「島キッチン」(唐櫃)
- 【男木島】島散策で発見できる眞壁陸二の屋外展示作品「男木島 路地壁画プロジェクト wallalley」
- 【男木島】海沿いの堤防で提示された山口啓介による屋外作品「歩く方舟」
- 【女木島】女木島の集落を見守るように立つ「モアイ像」
- 【女木島】鬼ヶ島大洞窟にある子供たちの作品「オニノコ瓦プロジェクト」
- 【女木島】女木島に吹く海風を感じる木村崇人の屋外展示作品「カモメの駐車場」
- まとめ
【豊島】アーティスト・横尾忠則の生と死に向かい合う作品が展示されている「豊島横尾館」(家浦地区)
家浦港から徒歩圏内にある豊島横尾館。アーティスト・横尾忠則と、建築家・永山祐子による空間です。古い民家を改修し、横尾忠則が「生と死」に向き合い制作してきた作品が展示されています。既存の「母屋」「倉」「納屋」を活かし、平面作品11点を展示するほか、石庭と池、円筒状の塔のインスタレーションを鑑賞することもできます。横尾作品で多用される赤は各作品、建物各所で印象的で、空間全体で生と死、日常と非日常という体験をすることができます。豊島に注ぐ光や風に包まれながら哲学的なアート空間に身を置きませんか。
住所 香川県小豆郡土庄町豊島家浦2359 TEL 0879-68-3555(豊島美術館) 開館時間 3月〜10月:10:00〜17:00(最終入館16:30)
11月〜2月:10:00〜16:00(最終入館15:30) 休館日 火曜(3月1日〜11月30日)
火~木曜(12月1日〜2月末日)
※祝日の場合は開館、翌日休館。月曜祝日の場合は火曜開館、翌水曜休館 入館料 520円 ※15歳以下無料 URL https://benesse-artsite.jp/art/teshima-yokoohouse.html
【豊島】アーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛の無限空間「豊島美術館」(唐櫃地区)
美しい瀬戸内海を望む丘に休耕になっていた棚田を再生させた敷地の一角に据えられた豊島美術館。アーティスト・内藤礼と、建築家西沢立衛によるアート空間です。柱が1本もないコンクリート・シェル構造で天井からは豊島の風、音、光が直接取り込まれることで、自然と建物が一体化しています。泉が沸き上がり流れていく様を思い思いのスタイルで鑑賞します。一日を通して移り変わる自然と、沸き上がり流れていく小さな泉は無限の表情を見せてくれます。周囲の遊歩道を散策するのも楽しいですよ。事前予約制ですので、ご注意ください。
住所 香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607 TEL 0879-68-3555 開館時間 3〜10月:10:00〜17:00(最終入館16:30)
11〜2月:10:00〜16:00(最終入館15:30) 休館日 火曜(3月1日〜11月30日)
火~木曜(12月1日〜2月末日)
※祝日の場合は開館、翌日休館。月曜祝日の場合は火曜開館、翌水曜休館 入館料 1,570円 ※15歳以下無料 URL https://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html
【豊島】アート×食のコラボレーションレストラン「島キッチン」(唐櫃)
建築家・安部良が古民家を再生した「食とアート」で人々をつなぐ出会いの場。豊島のお母さんたちが、東京・丸ノ内ホテルのシェフの指導を受け、豊島の食材を使ったオリジナリティあふれるお料理を提供しています。外のオープンテラスでは、 毎月1回島内外関係なく、誕生月の方をお祝いする「島のお誕生会」が行われます。島から世界へと繋がっていく場所であってほしいという願いを込められた「島キッチン」には、島の素材を活かし手間と工夫を凝らしたおいしい料理と、古民家の構造や果樹をそのまま活かして再生した建築美が存在します。
■香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃1061
■TEL:0879-68-3771
■営業時間:11:00〜16:00(食事 L.O. 14:00/ドリンクL.O. 15:30)
■定休日:詳細はホームページでご確認ください。
■URL:http://www.shimakitchen.com/
住所 香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃1061 TEL 0879-68-3771 営業時間 11:00〜16:00
(食事 L.O. 14:00/ドリンクL.O. 15:30) 定休日 詳細はホームページでご確認ください。 URL http://www.shimakitchen.com/
【男木島】島散策で発見できる眞壁陸二の屋外展示作品「男木島 路地壁画プロジェクト wallalley」
男木島をアート散策していると随所で見られるのが、アーティスト・眞壁陸二による「男木島 路地壁画プロジェクト wallalley(ウォールアレイ)」です。男木島で集めた廃材や廃船などにカラフルなアートが描かれ、民家の外壁に設置されています。集落のなかに溶け込み、いまや島の景観の一部ともいえる壁アート。男木島巡りに欠かせません。
住所 香川県高松市男木町
【男木島】海沿いの堤防で提示された山口啓介による屋外作品「歩く方舟」
男木港から10分ほど大井海水浴場の方向に歩いていくと、海岸沿いの堤防に展示されているのがこちら。アーティスト山口啓介による「歩く方舟」です。旧約聖書の「ノアの方舟」に発想を得て、4つの山が海を渡ろうとする様を表現した作品です。青と白で彩られた山は、海、空、雲といった瀬戸内海の表情と溶け合っています。海岸に出ると男木島に多頭いる猫が案内してくれるかもしれませんよ。
住所 香川県高松市男木町
【女木島】女木島の集落を見守るように立つ「モアイ像」
世界中の人々をその謎めいた存在感で魅了するイースター島のモアイ像。なんと女木島にもそのモアイを見ることができます。港すぐおにの館の北側に、集落を見守るように一体のモアイが建っています。高松市内のクレーンメーカーが、イースター島で倒れたモアイ像を修復するプロジェクトを立ち上げた際に、研究用として作られたモアイ像が高松市に寄贈され、女木島に設置されました。本物と同じ凝灰岩で作られた高さ3.9m、重さ10.8トンの日本のモアイは必見です。
(写真提供:(公社)香川県観光協会)
住所 川県高松市女木町15-22
【女木島】鬼ヶ島大洞窟にある子供たちの作品「オニノコ瓦プロジェクト」
女木島といえば桃太郎伝説の鬼ヶ島。女木島では一度は行ってみたいのが、鬼ヶ島大洞窟。紀元前100年頃になんと人の手で掘られたといわれる長さ400m、面積4000㎡の大規模な洞窟です。洞窟の中には、県内の中学生が制作した鬼の顔をモチーフにした瓦が多数展示されています。ひんやりした洞窟のなかで、少しほっこりできるような時間を過ごせます。鬼ヶ島大洞窟には遊歩道もあり、晴れた日は見事な瀬戸内海の絶景も望めます。
フェリーの発着に合わせ、港から鬼ヶ島大洞窟までは直行バスが出ているので、とても便利です。
洞窟内は頭をかがめて歩かないといけない箇所もあるので、ご注意くださいね。
■087-840-9055(鬼ケ島観光協会)
■TEL:087-840-9055(鬼ケ島観光協会)
■料金:大人600円、小・中学生・65歳以上300円、障害者手帳をお持ちの方300円(引率者無料)※団体割引(15人以上)1割引、大人500円、小人250円※一般幼稚園児は無料、但し(団体15人以上)は150円/人
住所 087-840-9055(鬼ケ島観光協会) TEL 087-840-9055(鬼ケ島観光協会) 料金 大人600円、小・中学生・65歳以上300円、障害者手帳をお持ちの方300円(引率者無料)
※団体割引(15人以上)1割引、大人500円、小人250円
※一般幼稚園児は無料、但し(団体15人以上)は150円/人
【女木島】女木島に吹く海風を感じる木村崇人の屋外展示作品「カモメの駐車場」
港すぐ防波堤と防潮堤に並んだカモメのモチーフ。女木島の玄関口で、海からの風を受けている作品です。その数はなんとおよそ300羽!風が吹くたびにくるくると向きを変えるカモメたちは、見えない「風」を可視化してくれます。穏やかな風、荒ぶる潮風、島に吹く風を感じるアートです。
住所 香川県高松市女木町15-22
まとめ
ご紹介した3島はいずれも坂が多い地域ですので、移動は電動付き自転車のレンタサイクルが手軽でおすすめです。豊島は車道もあるので、レンタバイク、バスが便利です。タクシーは2020年12月現在1台しかないので、タイミングが合えば利用できます。男木島は道幅がとても狭く、すべて坂。車はもちろん、バスはありません。電動でない自転車では移動は難しいため、電動付き自転車のレンタサイクルか徒歩がおすすめです。女木島は、鬼ヶ島大洞窟への直行バスがあります。鬼ヶ島大洞窟は山の上にあるので、電動付き自転車なら行くことができます。ご紹介した作品は、瀬戸内国際芸術祭開催期以外でも見ることができる作品ばかり。島めぐりの際は、島に溶け込んで感性を刺激する作品の数々を、マナーを守ってお楽しみください。
(文:ゴトウクミコ)
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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