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投稿日:2021.09.14 Tue

奈良「宇陀・桜井」には絶景がたくさん。大人のリフレッシュドライブ!

奈良「宇陀・桜井」には絶景がたくさん。大人のリフレッシュドライブ!

奈良県の宇陀・桜井エリアは、自然に囲まれた中で静かな時間を過ごせる地域です。交通量もそれほど多くなく、寺社仏閣や絶景スポットに恵まれているので、気軽にドライブを楽しみたい方にもぴったり。この記事では、宇陀・桜井エリアをのんびりドライブできるおすすめスポットをご紹介します。夜は温泉やビールを味わって宿泊までできるコースで、宇陀・桜井エリアを思う存分楽しんでみませんか?

自然と調和する美しさに心洗われる「長谷寺」

自然と調和する美しさに心洗われる「長谷寺」

桜井市のほぼ東端にある「長谷寺」は、『源氏物語』や『枕草子』といった古典の中にも記述されている、歴史あるお寺。季節ごとに色とりどりの花が咲く「花の御寺(みてら)」とも呼ばれ、どの時期に訪れても自然とお寺の調和が美しい風景を見せてくれます。国宝に指定されている本堂があるのは、初瀬山の中腹。入り口にあたる大きな仁王門から本堂までは、重要文化財に指定されている「登廊(のぼりろう)」を通って上ります。この399段ある屋根付きの階段がなんとも荘厳で、一段一段上るたびに心が洗われていくようです。本堂内舞台の床は、春には新緑が映り込む「床みどり」、秋には真っ赤に染まる「床もみじ」が艶やかで、見る者の心を奪います。本堂前にせり出している舞台から眺める景色は広々と気持ちよく、深呼吸をすれば心身ともにリフレッシュできること間違いなし。日ごろの疲れを払い除けに行ってみませんか。

住所 奈良県桜井市初瀬731-1  TEL 0744-47-7001  参拝時間 4月~9月     :8:30~17:00
10月~11月・3月:9:00~17:00
12月~2月   :9:00~16:30
※その他、ぼたん・もみじの期間延長あり
 
入山料 大人500円、中・高校生500円、小学生250円  駐車場 あり(有料)  URL https://www.hasedera.or.jp/  

知る人ぞ知る、水鏡の秘境「龍王ヶ渕」

知る人ぞ知る、水鏡の秘境「龍王ヶ渕」

「龍王ヶ渕」は、宇陀市のなかでも知る人ぞ知る秘境。標高530mの山の中にある自然池で、風のない晴れた日に行くと、湖面に木々が映り込む「水鏡」が見られる絶景スポットです。静かに山の風景を映し続ける水鏡は、ずっと眺めていると吸い込まれてしまいそうなほど神秘的。駐車場の近くには東屋があり、そこからつながる橋や遊歩道を歩いて池を一周することも可能。足場が悪いところや野生動物にも注意が必要ですが、美しい光景の中を歩くと清々しい気分になれます。奥には「堀越神社」があり、神秘的な空気をより色濃くしています。人が少なく静かに過ごせる「龍王ヶ渕」は、特に写真を撮るのが好きな方におすすめです。なお、住宅地域の近隣にありますので、夜間の車・バイク走行や無断駐車などはご遠慮くださいね。また、現地にはお手洗いがありませんので、事前に周辺の道の駅やサービスエリアなどをご利用ください。

住所 奈良県宇陀市室生向渕1795(駐車場)  TEL 0745-82-2457
(宇陀市役所 農林商工部観光課)
 
駐車場 あり(無料・8台)
※22:00以降は周辺住民の方々のご迷惑となるため、車・バイクでの走行不可
 
URL https://www.city.uda.nara.jp/shoukoukankou/kankou/kankou/shizen/viewspots-uda.html  

室生山の新鮮な空気で体中が満たされる「室生寺」

室生山の新鮮な空気で体中が満たされる「室生寺」

「室生寺」は高野山が女人禁制であったのに対し、女性の参拝も許されていたことから「女人高野」とも呼ばれています。一年を通して静謐で美しい景観が楽しめ、現代においても女性からの人気が高いお寺となっています。「室生寺」でまず出迎えてくれるのは朱塗りの「太鼓橋」や、色鮮やかな「仁王門」。秋には紅葉が映え、訪れる人々の心をパッと明るくしてくれますよ。先へ進むと出会えるのは、国宝「五重塔」。石段の下から眺めると大きく見えますが、高さ約16mと屋外に建つ五重塔の中では最も小さいのだそう。この五重塔も木々の深い緑に囲まれており、あたりを見渡せば四季折々の豊かな自然を全身で感じられます。さらに続く石段を上って「奥の院」までたどり着くころには、体中が室生山の新鮮な空気で満たされていることでしょう。

住所 奈良県宇陀市室生78  TEL 0745-93-2003  拝観時間 9:00~16:00  入山料 大人600円、子供400円  駐車場 あり(有料)  URL http://www.murouji.or.jp/  

現代アートと自然の調和が美しい「室生山上公園芸術の森」

現代アートと自然の調和が美しい「室生山上公園芸術の森」

「室生山上公園芸術の森」は、空間全体が彫刻作品となっている野外ミュージアム。もともとは田んぼだったところを地すべり対策のために整備し、そこへアート作品を設置して活用しているのが「室生山上公園芸術の森」です。見る地点によって印象が変わる「螺旋の水路」や、人が登ったり中に入ったりできるサイズの大きなオブジェなどがあり、それぞれ迫力のある現代アートになっています。自然と人工物の調和が織りなす光景はどこかシュールですが、言葉では表現しきれない壮大な美しさを感じます。広大な敷地はなんと約7.8haもあるのだそう。遊歩道を散策したり、お弁当やおやつを持参してピクニックしたりとのんびり過ごすこともできます(ゴミはお持ち帰りを)。現代アートの美と迫力を感じながらピクニックなんて、ぜいたくな楽しみ方ですよね。

住所 奈良県宇陀市室生181  TEL 0745-93-4730  開園時間 4月~10月   :10:00~17:00
3月・11月・12月:10:00~16:00
※入園は30分前まで
 
休園日 火曜(祝日の場合はその翌日)、12月29日~2月末日
※天候により臨時休園あり
 
観覧料 大人410円、高校生200円、中学生以下無料  駐車場 あり(有料)  URL http://www.city.uda.nara.jp/sanzyoukouen/concept/  

とろとろな泉質に癒される「大宇陀温泉あきののゆ」

とろとろな泉質に癒される「大宇陀温泉あきののゆ」

ドライブで疲れた身体には温泉がいちばん。「大宇陀温泉あきののゆ」は、薄めずそのまま温めた源泉を使用した温泉施設です。入浴後には肌がつるつるすべすべになるアルカリ泉質で、奈良県内屈指の美人の湯なのだとか。古くから続く「薬草のまち」とも言われる宇陀市内ならではの、大和トウキを使った薬湯も用意されています。「あきののゆ」のすてきなところは、温泉だけではありません。手ぶらで本格グリルのバーベキューが楽しめる「BBQガーデンUDASAN」や、トレーラーハウスに宿泊できる「RVパーク」も魅力的。フィットネスやバーデゾーン(プール)まであって、ちょっとしたテーマパークのようです。たくさん遊んだあとはとろとろの温泉でじっくり体を癒して、日ごろの疲れも洗い流してしまいましょう。

住所 奈良県宇陀市大宇陀拾生250-2  TEL 0745-83-4126  開館時間 10:00~21:00 ※受付は20:30まで  休館日 木曜(祝日の場合は営業)  入館料 平日 :中学生以上750円、子ども(3歳以上)370円
土日祝:中学生以上800円、子ども(3歳以上)400円
 
駐車場 あり(無料)  URL http://akinonoyu.com/  

醸造所とゲストハウスまで併設!「奥大和ビール TAP ROOM」

醸造所とゲストハウスまで併設!「奥大和ビール TAP ROOM」

たっぷりと宇陀・桜井エリアを満喫したら、夜はおいしいビールで乾杯しませんか?「あきののゆ」からも程近い「奥大和ビール TAP ROOM」なら、2階にゲストハウス「TAP to BED」が併設されているので、ドライバーの方もいっしょにビールを楽しめますよ。「TAP ROOM」では、併設されたビール醸造所でつくられた新鮮なビールを飲むことができます。ここで楽しめる「奥大和ビール」は、たくさんのハーブやスパイスをブレンドしたハーバルビールや、地域でつくられた果実などを使ったシーズナルビールなど。もちろん、ノンアルコールドリンクもあります。この地で採れる和ハーブや香草がブレンドされたクラフトビールは、思い出といっしょにいつまでも忘れられない味になることでしょう。

住所 奈良県宇陀市大宇陀拾生672-1  TEL 0745-88-9001  営業時間
(TAP ROOM)
水・木11:00~16:00
 金 15:00~20:00
 土 11:00~20:00
 日 11:00~18:00
 
定休日
(TAP ROOM)
月・火曜  
駐車場 無  ※「道の駅 宇陀路大宇陀」に駐車可能  URL https://okuyamato-beer.jp/  

まとめ

知る人ぞ知る、本当は秘密にしておきたいくらいすてきなスポットが満載の宇陀・桜井エリア。車でのんびりドライブしながらぐるりと回れば、心も体もリフレッシュできること間違いなしです。ここから西へ行けば、日本最古の神社といわれる桜井市の「大神神社」。東へ行けば、数々の滝をめぐってハイキングができる三重県名張市の「赤目四十八滝」。さて、翌日はどこへ行こうかと頭を悩ませるのも、旅の醍醐味ですよね。

(文:鶴留彩花)

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Drive! NIPPON編集部

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