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トップページ >特集

投稿日:2022.03.08 Tue

更新日:2024.10.08 Tue

藍染体験から食べる藍まで!「JAPAN BLUE」を感じる徳島、藍の旅

藍染体験から食べる藍まで!「JAPAN BLUE」を感じる徳島、藍の旅

藍の生産量日本一の徳島県。東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムでも使われた藍色は「JAPAN BLUE」として世界でも讃えられる日本の伝統です。徳島県内には藍染体験ができる工房や、工夫を凝らした藍製品のお店が数多くあり、その中には“食べられる藍”も。今回は、徳島県が誇る「阿波の藍文化」を存分に楽しめるスポットをご紹介します。
(写真提供:in Between Blues)

そもそも藍染とは?伝統を受け継ぐ徳島の藍

藍染の歴史は古く、徳島では江戸時代以前からすでに藍染が行われていたそうです。県内を流れる吉野川流域は特に藍の栽培に適していて、地域をあげて藍染製品の品質向上に努めてきました。その結果、徳島の藍(阿波藍)は全国的にも有名な工芸品となり、その匠の技は現代に受け継がれています。藍の色素は水に溶けないため、植物を使った他の染物のように煮詰めても色はつきません。藍を甕などに入れて発酵させる「藍建て」と呼ばれる工程を経て、染めるための液を作ります。その染液に糸や布を浸し、空気に晒すことで、徐々にあの特徴的な深い青色に変化していきます。長い歴史と伝統の技に培われた、日本が誇る工芸品が藍染なのです。

伝統工芸を親しみやすく。「藍染工芸館」

伝統工芸を親しみやすく。「藍染工芸館」

染工芸館は、明治40年創業の藍染工房で、藍染製品の製造販売のほか、藍染体験やオーダーメードの依頼なども可能です。「伝統工芸品としての藍染を、より多くの皆様にご覧いただきたい。」との思いで、日本の伝統である藍染を、誰でも楽しめるよう親しみやすい形で提供してくれています。店内にはスカーフやハンカチ、のれんなど、日用品や暮らしの中で藍染を楽しめる製品ばかり。その種類の豊富さに最初は驚いてしまうほどです。藍染の歴史や「そもそも藍って何?」といった疑問もわかりやすく教えてくれるので、藍染の旅の最初に、まずは訪れてみてはいかがでしょうか。
(写真提供:株式会社阿波友禅工場(藍染工芸館))

株式会社阿波友禅工場(藍染工芸館)
住所 徳島県徳島市応神町東貞方字西川渕81-1  TEL 088-641-3181  URL http://www.awaai.jp/  

伝統を肌で感じる工房「長尾織布合名会社」

伝統を肌で感じる工房「長尾織布合名会社」

長尾織布合名会社は、明治30年創業の織物工房で、藍染と徳島の伝統工芸である阿波しじら織の製品を製造販売しています。阿波しじら織は明治維新当時に考案された織物。庶民が絹を着ることが禁止されていた時代に、木綿の織物に様々な美の工夫を凝らしてつくられたそうです。シボと呼ばれる独特の凹凸により、唯一無二の風合いと滑らかな肌触りが魅力です。長尾織布では阿波しじら織と藍染を用いた製品が店頭で購入できるほか、藍染体験や、無料の工場見学も可能です。この工場見学が特に人気で、昭和初期から今も現役で稼働する機織りの機械を見ることができます。レトロな雰囲気のなか、受け継がれてきた技術と歴史を肌で感じられるおすすめの藍染工房です。
(写真提供:長尾織布合名会社)

住所 徳島県徳島市国府町和田189 TEL 088-642-1228  URL https://awa-shijira.com/ 

海が見える藍染スタジオ「in Between Blues」

海が見える藍染スタジオ「in Between Blues」

in Between Blues は、徳島県南部の海陽町にある、空海藍をテーマに、青で繋がる故郷の魅力をLocal&Globalに発信する海辺の藍染スタジオです。東京オリンピック・パラリンピックのコンセプトカラーになり世界中から注目を集めている阿波藍文化を、海の文化と融合させながら国内外に向け発信しています。海沿いを走る国道55号線沿いにあり、店内のカフェスペースからは太平洋を一望。海辺の町の明るい雰囲気漂う店内には、県内外のアーティストとコラボレーションした作品や天然藍染とオーガニックヘンプコットンなど素材にもこだわったオリジナル商品がずらり。藍染体験ももちろん可能です(要予約)。海からの風と波の音をBGMに、徳島南部らしいゆったりとした時間を過ごせる藍染スタジオです。
(写真提供:in Between Blues)

住所 徳島県海部郡海陽町宍喰浦字松原216-3 TEL 0884-70-1488  URL http://inbetweenblues.jp/ 

健康食材としても注目が高まる「食べられる藍」

藍って食べられるの?と驚かれる方も多いかもしれませんが、実は染料としてだけではなく、解毒剤や漢方薬として活用されてきた歴史があるのです。徳島には「藍職人は病気知らず」という言葉があるくらい、その健康効果は古くから認められてきました。四国大学(徳島市)の近年の研究によると、解熱や解毒効果のほか、抗酸化作用、コレステロールや内臓脂肪を減らす効果が科学的に証明され、県内では多くの「食べる藍」製品が生まれています。食料品店や雑貨店で気軽に買えるので、徳島土産としても大人気です。

リラックス効果も! 阿波藍のお茶

リラックス効果も! 阿波藍のお茶

食べる藍の代表格が藍を使ったお茶。県内の多くのメーカーから趣向を凝らした様々な藍のお茶が販売されています。阿波藍とハーブをブレンドしたハーブティーは、種類も多く、お土産に大人気。ノンカフェインタイプのものもあり、妊婦さんやカフェインが苦手な方におすすめです。阿波藍を使ったお茶と聞いて、「お茶の色は青くのなるのか?」と興味を持たれる方も多いかもしれませんが、お茶の色は商品によってバラバラ。ほんのり青色になるものや、普通の紅茶と変わらない色合いのものなど様々です。飲み比べするのも楽しい藍のお茶。徳島土産にぜひお一ついかがでしょうか。

食べい方いろいろ!藍の半田そうめん

食べい方いろいろ!藍の半田そうめん

お茶やお菓子だけでなく、藍を練りこんだパスタやそうめんも最近注目の“藍食”です。特に徳島県西部の半田地区で作られる「半田そうめん」に、藍を練りこんだ「藍入り半田手延べそうめん」はぜひ食べてほしいおすすめの一品。もちもちした食感と強いコシが魅力の半田そうめんは、普通のそうめんよりもちょっと太いのが特徴。そのままそうめんとして食べるもよし、パスタやうどんの代わりに使ってもとっても美味しい徳島自慢の郷土麺です。その半田そうめんに藍を練りこんだ麺は、見た目はほんのり緑色。写真は徳島産のレンコンとわかめを使ったペペロンチーノ風にしてみました。自分なりの藍食レシピを考えてみるのもまた新しい旅の楽しみ方かもしれませんね。

まとめ

知れば知るほど、奥が深い「阿波の藍文化」。藍を巡る旅では、買ったり、作ったり、食べたりと、様々な楽しみ方で藍の文化に触れながら、徳島の人たちが紡いできた伝統を肌で感じられることでしょう。観光地巡りだけでなく、その地域をより深く知ることが、旅の面白さをより一層際立たせてくれるのかもしれませんね。県内には他にも様々な藍染ショップや工房、アトリエ、商品がありますので、ぜひ実際に足を運んで、藍の奥深さを体感してみてください。

(文:甲斐りかこ)

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Drive! NIPPON編集部

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