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投稿日:2022.08.23 Tue

松阪もめんの着物で城下町をぶらり。三重県松阪市でレトロ散歩

松阪もめんの着物で城下町をぶらり。三重県松阪市でレトロ散歩

伊勢神宮へ向かうさまざまな街道が交わる交通の要所でもあり、城下町としても栄えた松阪市。特産品である松阪もめんの着物を着て、城下町や周辺スポットを散策してみてはいかが?
行く先々で思わず写真に収めたくなる、レトロな旅の始まりです。

素朴な色味と優しい手触りの松阪もめんの着物をレンタル

素朴な色味と優しい手触りの松阪もめんの着物をレンタル

松阪市の特産品である松阪もめん。松阪市はかつて日本でも屈指の紡績の中心地でした。古くから紡績技術に長けた人々が住んでいたことに加え、木綿の栽培に適した土地であったことが、松阪もめんの誕生に繋がったといわれています。天然藍の先染め糸で織られる松阪もめんは、使えば使うほどに藍の素朴な色味が増していくのだそうです。繊細な縞柄が特徴ですが、糸の染め方で微妙な濃淡を表現できるのでデザインは無限。バッグや暖簾など、生活に密着したやさしい手触りの織物です。
写真の「松阪もめんきものレンタルセンター」など市内の数カ所では、松阪もめんの着物をレンタル可能。誰でも気軽に楽しむことができます。

「旧長谷川治郎兵衛家」で豪商の暮らしぶりを見学

「旧長谷川治郎兵衛家」で豪商の暮らしぶりを見学

三井家、小津家、長井家などとともに、松阪を代表する豪商として知られる長谷川家。その広大な屋敷は、長い歴史の中で隣接地の買い取りと増築を繰り返して形成されており、近世から近代にかけての商家建築の変遷を見てとることができます。正面外観に見える立派なうだつや、玄関をくぐった先にある通り土間、新旧5棟もの蔵や回遊式庭園などにも、当時の豪商の暮らしぶりが顕著に表れています。時が止まったかのような静かな空間で、ゆっくりと見学しましょう。

住所 三重県松阪市魚町1653 TEL0598-21-8600  

当時の風情を感じる「御城番屋敷」

当時の風情を感じる「御城番屋敷」

松坂城の護衛をしていた役職の武士は「松坂御城番」と呼ばれていました。有事にはすぐに駆けつけることができるように、彼ら20人とその家族は城の敷地内に住んでいたのです。そんな彼らの武家屋敷「御城番屋敷」が、松坂城跡裏門跡から竹御門跡までを結ぶ石畳の両側に今も立ち並んでいます。東・西棟合わせて19戸が現存し、そのうち西棟北側にある1戸を無料で見学することができます。
この「御城番屋敷」は現在も子孫の人々が実際に住みながら管理しており、手入れされた垣根や庭木が当時の風情をそのままに感じられる空間になっています。松坂城跡の二ノ丸跡からは屋敷の全容を見下ろすことができ、趣のある景色が広がります。

住所 三重県松阪市殿町1385 TEL0598-26-5174  

地元民が愛してやまない「鶏焼き肉」に舌鼓

地元民が愛してやまない「鶏焼き肉」に舌鼓

松阪といえば、全国的に知名度の高いブランド牛の「松阪牛」は言わずもがな、濃厚な甘みが特徴の「松阪豚」も人気。松阪を訪れたら必ず食べたいグルメではありますが、今回はあえて、地元の人がこよなく愛する「松阪鶏焼き肉」をご紹介。松阪鶏焼き肉のルーツは、古くから採卵鶏を飼育していた農家が、卵を産まなくなった鶏を七輪で焼いて食べたことに始まるといわれています。焼き鳥とは異なり、串には刺さず、甘辛く仕立てた味噌ダレに絡めたものを網やロースターで焼くのが特徴です。味噌ダレが香ばしく焦げてきたら食べごろ。味付けに各店のこだわりが出ているので、お好みの味を探してみるのもおすすめです。

まとめ

松阪もめんの着物を着て散策するレトロな旅はいかがでしたか?タイムスリップしたような世界観に浸りながら、心ゆくまで松阪散歩を楽しんでくださいね。
地元民が愛するソウルフード・松阪鶏焼き肉も、必食の価値ありです。見て触れて食べて、松阪の魅力を存分に感じてみてください。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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