暑さも落ち着いてくるこの頃。古き良き感動を呼び覚ます奈良へと、時間旅行へ出かけましょう。有名なスポットから新たな観光名所まで、古都・奈良の魅力を再発見できること間違いなしです!
TABLE OF CONTENTS
目次
奈良の和の美しさや趣を存分に表現した「あをによし」
2022年4月に運行を開始した観光特急「あをによし」は、大阪難波から近鉄奈良、京都を直通する観光列車です。古都になじむような美しい外装カラーは、天平時代において高貴な色とされた紫をあしらっています。
内外装は、正倉院の宝物をモチーフにした天平文様などのデザインを多用した情緒あふれる雰囲気が特徴です。シートも広々と間隔をとり、景色を眺めながらゆったりと乗車することができます。オリジナルスイーツやジェラート、クラフトビールなども味わえるのでぜひご賞味を。
TEL 050-3536-3957(近鉄電車テレフォンセンター)
「平城宮」で1300年超の歴史を泰然と感じよう
秋の奈良の魅力を心ゆくまで感じたいなら「平城宮跡歴史公園」がおすすめ。今から約1300年前、現在の奈良市につくられた都である平城京。その都の中心に位置し、都を治める官公庁として平城宮が造営されました。知らない人はいないほどの観光名所ですが、あえて時間をたっぷりとって全てを見てまわってみてはいかがでしょうか。正面の「朱雀門」をはじめ、東には「東院庭園」、北には「第一次大極殿」など勇壮な建造物を見ることができ、「平城宮跡資料館」では土器や瓦などを通して悠久の時の流れを感じることができます。
(写真提供:一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー)
住所 奈良県奈良市二条大路南3-5-1 TEL 0742-36-8780
奈良の食や生活文化に触れる複合施設「鹿の舟」
「鹿の舟」は、観光案内所でもあり生活文化を学ぶ場としても使われている「繭」と、食堂・グローサリーの「竈」、ティールームの「囀」の3店舗が集まる複合施設。もともとは大正期に建てられた邸宅を活用し、新たな情報発信の場として生まれ変わりました。
写真の「竈」では、伝統的なかまどに薪をくべて炊いたご飯と、近郊の食材をふんだんに使用した定食をいただくことができます。明るい空間の中で、一口一口をじっくり味わいましょう。店内のグローサリーコーナーでは、おすすめの調味料など奈良のおいしいものも購入もできます。
住所 奈良県奈良市井上町11 TEL 0742-94-5520(鹿の舟 竈)
新しい“奈良の拠点”「鹿猿狐ビルヂング」
創業300年余、工芸をベースにした生活雑貨を展開する「中川政七商店」。同店が商いを続けてきた創業の地・奈良に、2021年に誕生したのが「鹿猿狐(しかさるきつね)ビルヂング」です。施設の個性的なネーミングは、「中川政七商店」のモチーフである鹿と、「猿田彦珈琲」の猿、すき焼きレストラン「㐂つね」の狐に由来。コワーキングスペース「JIRIN」や、機織りなどものづくりを体験できる「布蔵」などもあり、まちづくりの新たな拠点になっています。
建物そのものも見どころたっぷりですが、ここを訪れたらぜひ周囲の街並みも歩いてみて。長年にわたり人々が営んできた生活の息づかいを感じられるはずです。
住所 奈良県奈良市元林院町22 TEL 0742-25-2188(中川政七商店 奈良本店)
「布穀薗」でしっとりと大人のカフェタイム
幕末期に活躍した維新派の運動家であり、明治期には司法官でもあった北畠治房(きたばたけはるふさ)が晩年過ごしていた屋敷「布穀薗」。時が止まったような空間では、和食を中心としたランチや、こだわりのスイーツを味わえます。
家具や食器には、地元の職人が手がける一点ものを使用しており、素材の温もりを感じながらくつろぐことができます。店内からは、明治20年に建てられたという母家を眺められ、庭の風景と相まって落ち着いた雰囲気が漂います。しっとりとした大人のカフェタイムを過ごせそうです。
住所 奈良県斑鳩町法隆寺2-2-35 TEL 0745-44-8787
まとめ
行く先々で秋の気配を感じながら、食と文化が呼び起こす新しい感動に触れることができたのではないでしょうか。
ゆとりとくつろぎのある有意義な旅行を楽しんでくださいね。
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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