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投稿日:2024.03.21 Thu

香川県 屋島の人気観光スポット9選!名物グルメやおすすめのホテルも紹介

香川県 屋島の人気観光スポット9選!名物グルメやおすすめのホテルも紹介

屋島は香川県高松市の東に位置しており、瀬戸内海を一望できる絶景や自然豊かなスポットが豊富です。悠久の歴史が感じられる史跡など好奇心をくすぐられる見所も多く、香川県で人気の観光地となっています。今回はそんな屋島エリアにお出かけする際の参考として、屋島の概要・観光スポット・おすすめのグルメやホテルについてまとめてみました。

1. そもそも「屋島」とは?

1.	そもそも「屋島」とは?

豊かな自然と特徴的な景観、そして歴史的に大きな意義を持つ屋島一帯は、昭和9年に「瀬戸内海国立公園」ならびに「国の史跡および天然記念物」として認定されました。屋島という名前は、島全体のシルエットが屋根のように平たく横に長い形状であることに由来しています。「メサ」と呼ばれる硬質な地層が水平に広がっており、島の周囲が一部急激な崖になっているのも特徴です。遠巻きに見る屋島の景観は、オーストラリアのエアーズロックを彷彿とさせるテーブル状の高地になっています。
屋島はその特徴的な景観から、古来より海運の目印として活用されていました。歴史的に見ると平安時代の終わりを告げた源平合戦の戦場にもなっており、島内には古戦場や城跡が点在しています。島の山上からは高松市の街並みや雄大な讃岐山脈を眺めることが可能で、眼下の瀬戸内海に浮かぶ島々にも目を奪われてしまうでしょう。特に夕焼けや夜景の美しさには定評があり、キレイな写真や風景が好きな人にとっても魅力的なスポットになっています。

2. 屋島の観光スポット9選①

ここからは屋島に点在する有名な観光スポットを9ケ所紹介していくので、お出かけ時の参考にしてみてください。

やしまーる

やしまーる

「やしまーる」は訪れた人とのふれあいの場をコンセプトにした、高松市山上交流拠点として2022年8月にオープンしました。「くつろぐ」「知る・学ぶ」「交流する」という4つの楽しみ方が用意されており、屋島の自然・歴史・文化を肌身で感じることができます。屋島山上の地形に合わせた緩やかな曲線と起伏が特徴的な外観デザインで、スタイリッシュなガラス張りに仕上げられました。館内は全長約200mの回廊になっています。
やしまーるの内部は展示スペースやカフェが設けられており、回廊部分だけでなく中庭を散策することもできます。源平合戦をテーマにした有料のパノラマアートが展示スペースの目玉コンテンツです。カフェで味わえる商品は瀬戸内の素材を使用したり動物をモチーフにしたりなど、地元ならではの魅力を前面に押し出しています。カフェに程近い展望スペースからは高松市街と瀬戸内海が一望できるので、絶好のフォトジェニックポイントです。地元製菓企業と大学がコラボしたクッキーをはじめとしたお土産品も充実しているので、屋島観光の思い出にチェックしてみてください。

■住所:香川県高松市屋島東町1784-6
■URL:https://www.yashima-navi.jp/jp/yashimaru/

新屋島水族館

新屋島水族館

やしまーるの隣には世界的に見ても珍しい山頂水族館である「新屋島水族館」があります。館内に設置されている水槽は大小約80、展示動物の種類は約130種1000点です。展示されている動物だけでなく、スタッフとの距離感も近い暖かい雰囲気が魅力の1つとなっています。イルカ・カワウソ・ウミガメといった人気の動物たちへのえさやり体験(有料)は、子どもだけでなく大人にとっても新鮮で貴重な思い出になるでしょう。定番の生き物以外ではアメリカマナティやプラクルなどの希少動物も展示されています。同館では年間を通して様々なイベントが開催されていますが、中でも人気なのは演劇仕立てになっているイルカのライブやアザラシの特技披露です。傘をさすアザラシの可愛らしい姿はSNSで拡散されたのをきっかけに一躍有名になりました。

■住所:香川県高松市屋島東町1785-1
■URL:https://r.goope.jp/new-yashima-aq/

三大展望台・獅子の霊巌展望台(ししのれいがん)

三大展望台・獅子の霊巌展望台(ししのれいがん)

高所からの見事な景観が大きな魅力となっている屋島には、随所に展望台が設けられています。その中でも屋島三大展望と呼ばれている「獅子の霊巌」「談古嶺」「遊鶴亭」の3ヶ所は要チェックです。獅子の霊巌展望台は高松市街や瀬戸内海の島々を一望するのにうってつけのロケーションに位置しており、晴れた日は日中以外も美しい夕景・夜景を眺めようという人で賑わっています。威厳のある名前の由来となっているのは、展望台の下にある獅子の形に似た岩です。
この地はかつて弘法大師の名でも知られる真言宗の開祖・空海が修行したと言い伝えられている場所です。源平合戦の際には源氏の兵士が陣笠を投げて勝どきを上げたというエピソードも残っています。この源氏の逸話にあやかって、獅子の霊巌展望台では開運や厄除けなどを祈願しておせんべいのような皿状土器を投げる「かわらけ投げ(有料)」が催されているのでチャレンジしてみるのも良いでしょう。

■住所:香川県高松市屋島東町
■URL:https://www.yashima-navi.jp/jp/travel/entry-109.html

三大展望台・談古嶺(だんこれい)

三大展望台・談古嶺(だんこれい)

談古嶺展望台からは源平合戦で有名な檀ノ浦・小豆島・五剣山といったスポットが一望できます。屋島山上観光駐車場から三大展望台の1つである遊鶴亭方面へ向かう遊歩道の途中にあるので、観光コースの一部として立ち寄りやすい立地です。談古嶺という名前は明治30年に屋島を登山した尼僧の「村雲日栄尼(むらくもにちえいに)」が、源氏の武士や平家公達を偲んで名付けたとされています。談古嶺の眼下に広がる海には教科書でも有名な那須与一が弓で的を射抜いたとされる場所もあり、歴史好きな人にとっては特に魅力的な展望台であると言えるでしょう。

■住所:香川県高松市屋島東町
■URL:https://www.yashima-navi.jp/jp/travel/

三大展望台・遊鶴亭(ゆうかくてい)

三大展望台・遊鶴亭(ゆうかくてい)

「獅子の霊巌」「談古嶺」と並んで屋島三大展望台に数えられているのが、北嶺の先端に位置するビューポイントである遊鶴亭展望台です。この地は大正12年に良子女王殿下が訪れて命名したとされ、由緒ある観光スポットとして知られています。見晴らしの良い320°のパノラマは、島内でも有数の絶景スポットです。島の北側から瀬戸内海の東西を広く見渡せるようになっており、小豆島・女木島・大槌島・小槌島といった島々を眺めることができます。瀬戸内の穏やかな潮風を感じながらくつろげるので、ゆったり屋島観光を楽しみたいという人におすすめと言えるでしょう。展望台への道のりが遊歩道として整備されているため、屋島の空気を肌身で感じながら散策することもできます。

■住所:香川県高松市屋島西町
■URL:https://www.my-kagawa.jp/feature/yashima/tenboudai

   屋島の観光スポット9選②

古代山城 屋嶋城(やしまのき)

古代山城 屋嶋城(やしまのき)

古代ロマンに思いを馳せるには、島内中央からやや南寄りに位置する屋嶋城跡「古代山城屋嶋城」がおすすめです。このお城は大化の改新後の667年、中大兄皇子が唐・新羅からの侵攻を迎え撃つために対馬・九州から瀬戸内海沿岸にかけて築かれました。屋島特有のメサを有効活用した朝鮮式の山城となっており、城の周囲には全長約7kmにおよぶ城壁が敷かれています。その城壁は約90%が天然の崖を利用したものになっているのです。文献に記載こそあるものの実態が不明だった屋島城の痕跡が発見されたのは、平成10年のことでした。14年間にわたって丁寧な発掘調査が行われ、高松市の屋嶋城跡城門遺構保存整備事業が完了した後の平成28年からは屋嶋城跡城門が一般公開され見学自由となっています。当時の様子を再現した大迫力の石積と、城址から眺める高松市街の眺望は屋島観光の醍醐味です。

■住所:香川県高松市屋島東町
■URL:https://www.my-kagawa.jp/point/2484/

屋島寺(やしまじ)

屋島寺(やしまじ)

香川県を含む四国には八十八ケ所の霊場が「お遍路」として指定されており、屋島にある屋島寺はその第八十四番にあたります。屋島寺の歴史は754年まで遡り、屋島北嶺にかの鑑真和上が普賢堂を建てたことが発端です。鑑真は持参した普賢菩薩像と経典を納めて普賢堂を創建しその後に弟子である恵雲律師が堂塔を建立、精舎を構えてから名称を「屋島寺」と改めています。
この地は815年に嵯峨天皇の勅願を受けた弘法大師・空海も訪れており、北嶺の伽藍を南嶺に移しました。この時、空海は十一面千手観音像を彫造して本尊として安置しています。この本尊および十一面千手観音坐像は国の重要文化財に指定されるなど、仏教の歴史を紐解く重要な財産になっているのです。参拝者を迎える色鮮やかな朱色の門や歴史の流れを感じさせる佇まいの本堂など、ありがたみはもちろん見ごたえも十分な霊場となっています。

■住所:香川県高松市屋島東町1808
■URL:https://88shikokuhenro.jp/84yashimaji/

血の池(瑠璃宝の池)

血の池(瑠璃宝の池)

仏教関連の史跡としては、「血の池(瑠璃宝の池)」も押さえておきたいところでしょう。ここは空海が屋島寺の伽藍を南嶺に移す際、したためたお経を宝珠とともに収めて池を作り出したという伝説が残っています。その宝珠を狙った竜神が訪れるという言い伝えもあり、神秘的な雰囲気が漂う静かな場所です。血の池という名前は源平合戦の折に、壇ノ浦で戦った武士たちがこの池で血の付いた刀を洗ったからとされています。物々しい名前が付いていますが池自体は穏やかで景観も良く、橋から見る紅葉は筆舌に尽くしがたい趣を感じさせてくれるでしょう。

■住所:香川県高松市屋島東町

四国村ミウゼアム

四国村ミウゼアム

展示系の観光スポットをお探しであれば、有料野外博物館の四国村ミウゼアムを訪れてみてください。ここには四国各地に点在していた33棟の古民家や歴史的建造物が移築復元されており、当時の日本がまとっていた空気感を感じ取ることができます。移築された建物の多くは江戸~大正時代に建築されたもので、当時実際に使用されていた住宅・作業小屋・米蔵・醤油醸造所・民具などを見学可能です。野外博物館ということもあり四季折々で違った表情を楽しめるのが魅力の1つです。人の暮らしに密着した展示物なので、季節の変化によって見えてくるものも変わってくるでしょう。
村内には「四国村ギャラリー」と呼ばれる美術館が併設されており、絵画・彫刻などオリエントの美術品を閲覧することもできます。改装された趣ある古民家で手打ちうどんが楽しめる「うどんのわら家」は、屋島観光の昼食スポットにおすすめです。神戸から異人館を移設してきた「ティールーム 異人館」はレトロな空間が広がっており、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。

■住所:香川県高松市屋島中町91
■URL:https://www.shikokumura.or.jp/

3.屋島を訪れたら味わいたい!おすすめの絶品グルメ

ご当地ならではのグルメを旅の楽しみにしている人も多いでしょう。以下では屋島でおすすめの絶品グルメを厳選して紹介します。

れいがん茶屋

「れいがん茶屋」は屋島の山上、霊巌展望台に隣接した海と空を一望する天空カフェになっています。おいしい食事と瀬戸内海・高松市街の絶景を同時に楽しめるとあって、観光客から人気を集めているグルメスポットです。メニュー開発には地元の食材を熟知した香川出身の料理人・中野誠司氏がアドバイスを行うなど妥協がありません。ランチではカレーやピザといった食べ応えのあるメニューが人気です。もちろんデザートメニューも充実しており、クロワッサンワッフル・ぜんざい・アイスクリームなどが楽しめます。中でも屋島特有の外観をイメージした「屋島ティラミス」が人気です。お土産には讃岐の各種名物や屋島で採れたハチミチなどが展開されているのでチェックしてみましょう。

■住所:四国香川県高松市屋島山上
■URL:https://reigan-chyaya.com/

ざいごうどん本家 わら家

四国村ミウゼアムに隣接している「ざいごうどん本家 わら家」は、昭和50年から讃岐うどんを提供している老舗店として知られています。自慢は創業以来守り続けている風味豊かな出汁と麺のコシです。出汁に使用されているのは地元香川産の炒り子と北海道利尻産の高級昆布で、香り高く上品な味わいが堪能できます。最高級小麦を使用して熟練の職人が練り上げたうどんは、茹で上げのタイミングにもこだわるなど味の追及に余念がありません。極上の味わいを引き立てるのは、何と言っても江戸時代末期のわら葺き屋根の民家を移築した店舗の雰囲気でしょう。定番の釜揚げうどんも人気ですが、家族や友達グループなど大人数で訪れる際は大きなたらいで提供される「家族うどん」もおすすめです。

■住所:香川県高松市屋島中町91番地
■URL:https://www.wara-ya.co.jp/

4.絶景や美食を楽しむ!屋島のおすすめホテル・宿

旅の満足度を底上げするには、クオリティの高い宿に泊まるのがおすすめです。屋島観光を計画する際は、ぜひ次の宿をチェックしてみてください。

望海荘

屋島山上の「望海荘」は、「日本の夕日百選」「日本の夜景100選」「日本百名月」など多くの景観コレクションに選出されている屋島が誇る絶景の宿です。その名の通り瀬戸内海を一望できる客室が魅力で、特に見晴らしの良い海側の客室が人気となっています。特に夕景・夜景が美しいことで有名なので、じっくり風景写真の撮影を楽しみたい人は海側の客室を予約しましょう。ラグジュアリーな洋室で心身を落ち着かせながらゆっくり過ごせるのはもちろん、オリーブ地鶏や讃岐天然ふぐといった地元食材を使った絶品料理も要チェックです。

■住所:香川県高松市屋島東町1784-15 屋島山上
■URL:https://bokaiso.com/

屋島の宿 桃太郎

愛犬と一緒に旅行する予定であれば「桃太郎」がおすすめです。同館では館内および全室で愛犬の同行が許可されているため、大切なペットと一緒に旅の思い出を刻むことができます。必要以上に飾りすぎない客室は居心地が良く、まるで我が家のようにくつろげるでしょう。おもてなしの肝である料理にも強いこだわりがあり、瀬戸内海で獲れた鮮度抜群の魚介を四季折々の京風会席料理で楽しめます。特に瀬戸内の幸を焙烙で塩蒸し焼きにする「源平焼き」は絶品です。朝食には本場の手打ちうどんが提供されるので、屋島の食を余すところなく堪能してください。

■住所:香川県高松市屋島東町1821 屋島山上
■URL:http://www.r-momotaro.com/

≪まとめ≫屋島の絶景スポットに出かけよう

≪まとめ≫屋島の絶景スポットに出かけよう

屋島には瀬戸内海の絶景や美しい自然が目白押しです。海沿いならではの水族館や歴史的な重要文化財のお寺といった観光スポットも数多く点在しているので、訪れる度に新たな発見や楽しみ方が生まれるでしょう。新鮮な海の幸や香川名物のうどんをはじめ、絶品のグルメも充実しています。屋島観光は山を移動することが多いのでドライブでお出かけして、展望台やカフェからゆっくり海を眺めるなどリフレッシュしてみてください。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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