青森県を旅行するなら、歴史ある温泉宿やラグジュアリーなホテル、アクセスの良いホテルなど、旅の目的に合わせてホテルを選ぶことが大切です。青森には海や山の自然スポットが点在するほか、歴史・文化的施設、温泉地も豊富にあります。この記事では、県内のおすすめホテルと、青森県の人気観光スポットやグルメも紹介します。ぜひ青森旅行の参考にしてください。
TABLE OF CONTENTS
目次
1.青森でおすすめのホテル10選①
青森へ旅行するなら、まずは拠点となる宿泊地を決めると良いでしょう。各エリアにホテルはありますが、アクセスの良い津軽エリアに集中しています。ここでは、青森県内でおすすめのホテルを10施設ピックアップしました。
【津軽エリア】浅虫温泉 南部屋・海扇閣
青森の奥座敷とも呼ばれ、1,200年以上の歴史がある浅虫温泉。南部屋・海扇閣は、むつ湾を一望できるゆったりとした客室と、最上階の展望温泉が魅力です。男女の浴場でコンセプトが異なり、それぞれデザインと意匠性にこだわっています。また、津軽三味線ライブを毎晩開催。1階のロビー中央にある舞台で、津軽弁を交えながら迫力ある演奏を披露してくれます。夕食は、料理長が厳選した地元の魚介や食材を使った特選会席やハーフビュッフェなどのプランも選択可能です。旅先での宿泊もアクティビティとして楽しみたい、旅の思い出をたくさん作りたい、青森の文化を体感したい方におすすめです。
住所 青森県青森市浅虫蛍谷31 TEL 017-752-4411 URL https://www.kaisenkaku.com/
【津軽エリア】八甲田ホテル
ブナの原生林が深く生い茂る十和田八幡平国立公園内にあるホテルです。標高約900m、雄大な自然に溶け込むような美しい木造ロッジが特徴で、夏はひんやり過ごせて冬はぬくもりを感じられます。館内の設備や素材にこだわり、海外から取り寄せた素材や床暖房を採用。メインダイニングを彩るシャンデリアは日本でデザインしアメリカで制作した完全オリジナルです。また、館内には青森が輩出した板画家・棟方志功の作品も展示されています。客室からはダイナミックに茂るブナ林や遠くに望む八甲田連峰など大自然を感じられるでしょう。大浴場の浴槽には青森ヒバを使用し、サウナも完備。宿泊特典として姉妹館の酸ヶ湯温泉も利用できます。
住所 青森県青森市荒川南荒川山1-1 TEL 017-728-2000 URL https://www.hakkodahotel.co.jp/
【津軽エリア】ホテルグランメール山海荘
約30万年前の化石海水が湧出する鰺ヶ沢温泉の高台にあり、「風と光と海と」をコンセプトにした和洋風旅館です。日本海を一望できるロケーションと、和の生活に洋の文化が溶け込んだ大正浪漫が感じられる内装やインテリアが人気を集めています。客室は日本海側と岩木山側に分かれ、それぞれ趣の異なる絶景を見られるでしょう。大浴場は和風・洋風で分かれ、それぞれ海に面して内風呂・露天風呂があります。化石海水が含まれる温泉は、塩分濃度が高いことが特徴。保温と保湿に優れ、湯冷めしにくいと好評です。夕食は厳選された地元の旬食材を中心とした料理が振る舞われます。バイキング形式の朝食は郷土料理を中心に和食・洋食と充実のラインナップです。
住所 青森県西津軽郡鯵ヶ沢町大字舞戸町字鳴戸1 TEL 0173-72-8111(代表) URL https://www.hotel-grandmer.com/
【津軽エリア】黄金崎不老ふ死温泉
世界自然遺産・白神山地のふもと、深浦町にある温泉旅館です。夕暮れ時になるとすべての景色が黄金色に染まることから「黄金崎」と呼ばれるようになった地域に建ちます。客室や露天風呂、レストラン、どこからでも日本海に沈む美しい夕日が見られるでしょう。不老ふ死温泉は、「ここで養生すれば、老いたり弱ったりしない」と言われたことに由来しています。波の音やしぶきをすぐ近くに感じられる海辺の露天風呂、本館大浴場、新館大浴場で、源泉かけ流しの温泉を満喫できます。
食事は地元の網元から直接仕入れた新鮮で旬の海鮮や魚介を使った料理が魅力です。素材の味を引き出すシンプルな調理方法で、飾らない漁師町ならではの料理を堪能しましょう。
住所 青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15 TEL 0173-74-3500(代表) URL https://www.furofushi.com/
【津軽エリア】天然温泉 淡雪の湯 ドーミーイン青森
青森駅から徒歩で10分程、好立地にあるビジネスホテルです。客室にはシモンズ製のベッドと着心地の良い館内着があるほか、宿泊で必要なアメニティが網羅されているため、不便なく快適に過ごせます。最上階には天然温泉の大浴場やセルフロウリュウができるサウナも完備。旅行やビジネスで疲れた身体をゆったりと癒せるでしょう。夜には夜鳴きそばの無料サービスがあり、朝食はご当地料理や地元の食材を生かした小鉢が並びます。利便性の良さと快適さ、設備の充実度を満たしながらリーズナブルに宿泊できるでしょう。一人旅からカップル・グループ旅行まで幅広い利用シーンにおすすめです。
住所 青森県青森市新町2-5-1 TEL 017-721-5489 URL https://dormy-hotels.com/dormyinn/hotels/aomori/
青森でおすすめのホテル10選②
【津軽エリア】ダイワロイネットホテル青森
青森駅より徒歩5分程の位置にあるビジネスホテルです。近隣には飲食店やコンビニがあり、海辺の散策にも便利な立地。すべての客室にセパレートタイプのバスルーム・オーバーヘッドシャワーを完備しています。無料で利用できるフィットネスルームもあり、リフレッシュしやすい環境です。こだわりは、青森県産の食材をふんだんに使った朝食バイキング。のっけ丼や帆立の貝焼き味噌、豚バラ焼きなど青森の郷土料理がそろい、特製のホタテとりんごのカレーにも自信あり。豆腐は毎朝手作り、コーヒーはすべて自社焙煎など、一つひとつにこだわりが見られます。駐車場も利用できるため、レンタカーで青森県内を移動・旅行したい方におすすめです。
住所 青森県青森市新町1-11-16 TEL 017-732-7380 URL https://www.daiwaroynet.jp/aomori/
【津軽エリア】国民保養温泉地 酸ヶ湯温泉旅館
八甲田山の西麓、標高約900mに位置する温泉旅館です。江戸時代から湯治湯として多くの人が利用しており、1954年に国民保養温泉地第1号に認定されました。酸ヶ湯温泉で特に有名なのが「ヒバ千人風呂(混浴)」です。総ヒバ造りの大浴場は160畳もの広さに、熱の湯・冷の湯・四分六分の湯・湯滝と4つの異なる源泉があります。300年以上前から続く柱一本ない開放的な空間は、歴史を感じながらもどこか非日常的な雰囲気があるのも魅力です。混浴に抵抗がある方は、男女別の小浴場「玉の湯」もあります。
客室はシンプルな和室やベッド付きのツインがあり、それぞれ広さやトイレ・洗面の有無が選べます。酸ヶ湯温泉へのアクセスは、青森駅から車で45分程です。
住所 青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50 TEL 017-738-6400 URL https://sukayu.jp/
【津軽エリア】アートホテル弘前シティ
弘前駅から徒歩1分の場所にあり、観光の拠点として、またビジネスシーンにも利用しやすいホテルです。弘前の自然・伝統美とモダニズムを融合させた客室は、部屋ごとにテーマやデザインが異なります。館内にはブッフェダイニングや鉄板焼き、ティーラウンジ、個室宴会場、おしゃれなバーなど多彩な飲食店が入っているため、気分に合わせて食事ができます。朝食バイキングでは青森県産のにんにくやホタテ、貝焼き味噌、イカメンチ、つがる漬けなど多彩な地元の食材・郷土料理が並ぶのも大きな魅力です。また、0〜6歳までは添い寝が無料。ベッドガードやベビーベッド、子ども用のパジャマなども貸し出しているため、小さな子ども連れでも安心して利用できるでしょう。
住所 青森県弘前市大町1-1-2 TEL 0172-37-0700 URL https://www.art-hirosaki-city.com/
【南部エリア】蔦温泉旅館
奥入瀬渓流の入口近くに佇む温泉旅館です。蔦温泉は1147年には湯治小屋があったと言われており、悠久の歴史を感じられます。温泉は日本でも珍しい「源泉湧き流し」の湯。源泉の上に浴槽が設置され、湯船の底板から空気に触れていない源泉が湧き出しています。浴室は「久安の湯」「泉響の湯」「貸切風呂」の3つで日帰り入浴も可能です。大正時代に建築され、時間の蓄積が生み出した趣を感じられる本館に加え、2022年には半露天風呂付きのはなれもオープンしました。美しさとレトロが融合した特別な空間で非日常を感じられるでしょう。夕食は旬の食材を使った懐石料理、朝食には地元食材をふんだんに使った健康的な料理が並ぶバイキングが楽しめます。
住所 青森県十和田市奥瀬字蔦野湯1 TEL 0176-74-2311 URL https://tsutaonsen.com/
【南部エリア】星野リゾート奥入瀬渓流ホテル
奥入瀬渓流のほとりに建つ、唯一のリゾートホテルです。客室やロビー、テラスからは清らかな渓流が見られ、時間の移ろいとともに景色の表情の変化も感じられます。温泉は700年以上、八甲田山から湧き続ける良質なお湯。大浴場の露天風呂や、露天風呂付き客室を利用できます。岡本太郎の大暖炉が印象的なラウンジでゆったりしたり、5〜10月は渓流を望むテラスでの特別な朝食が楽しめたりします。このほか苔玉作りや奥入瀬ランプ制作、渓流ガイドウォークなど、多種多様なアクティビティも体験できることも魅力です。現実を離れた自然豊かな環境でリフレッシュしたい、青森ならではの特別な体験をしたい方におすすめです。また、愛犬と泊まれるペットルームもあります。
住所 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231 TEL 050-3134-8094 URL https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/
2.青森県は魅力がたくさん!エリア別の主要観光スポット紹介
青森県は大きく3つのエリアに分けることができます。青森市や五所川原市を含む「津軽エリア」、恐山のある下北半島やむつ市を含む「下北エリア」、八戸市や十和田市を含む「南部エリア」です。それぞれどのような魅力や観光スポットがあるか紹介していきます。
津軽エリア
県庁所在地の青森市や弘前城で有名な弘前市、立佞武多(たちねぷた)で知られる五所川原市など、多くの観光地を擁する津軽エリア。特に青森市は飛行機や新幹線でもアクセスしやすく、観光の拠点にする人も多くいます。津軽エリアで人気のある観光スポットは以下のとおりです。
・ねぶたの家 ワ・ラッセ
・青森県立美術館
・八甲田ロープウェー
・浅虫温泉
・酸ヶ湯(すかゆ)温泉
・弘前城
・竜飛岬
・田舎館村の田んぼアート
・白神山地
・立佞武多の館
春は弘前城の桜、夏はねぶた祭り、秋は紅葉、冬は雪と温泉など、季節ごとに訪れたいスポットやアクティビティが豊富です。
下北エリア
青森県の北部を占める下北エリアは、太平洋、津軽海峡、陸奥湾の3つの海に囲まれています。そのため、マグロやイカ、海藻など多様な魚介類を使った料理が人気です。青森駅から本州最北端の大間崎までは、車で2時間50分程かかります。下北エリアの人気のある観光スポットは以下のとおりです。
・大間崎(本州最北端の地)
・釜臥山(かまふせやま)
・釜臥山展望台
・恐山菩提寺
・恐山温泉
・宇曽利湖
・仏ヶ浦
・尻屋崎
日本三大霊場の一つ恐山菩提寺や神秘的な美しさを放つ宇曽利湖、白・薄緑色の奇岩や巨岩が特徴的な仏ヶ浦など、下北エリアは雄大な自然とパワーを感じられるエリアです。尻屋崎周辺の牧草地では、青森県天然記念物に指定されている寒立馬(かんだちめ)という馬も見られます。
南部エリア
南部エリアには、国指定の特別名勝・天然記念物に指定されている奥入瀬(おいらせ)渓流、天然芝生が美しい種差海岸など個性豊かな景観が見られるスポットが多くあります。また、南部エリアは梅雨から夏にかけて吹く偏東風「ヤマセ」により一年を通して晴天が多く、夏は低温多湿、冬は積雪の少ない気候が特徴です。これにより独特の食文化も発展してきました。例えばせんべい汁やいちご煮(ウニとアワビの汁物)、バラ焼きなどは南部エリアの郷土料理です。青森県で2番目に大きな八戸港もあり、新鮮な魚介もこのエリアの大きな魅力と言えるでしょう。人気のある観光スポットは以下のとおりです。
・奥入瀬渓流
・十和田湖
・種差海岸
・蕪島
・蔦の七沼(十和田市の湖沼郡)
・八食センター
・青森県立三沢航空科学館
3.青森県の絶品グルメは?
青森県はマグロをはじめ新鮮な魚介類が人気です。そのほか、各地域で親しまれてきた個性豊かな郷土料理が多くあります。青森へ行く際には以下のグルメもチェックしておくと良いでしょう。
のっけ丼
青森駅近くの青森魚菜センターでは、市場で丼ご飯を購入し、刺身や肉、惣菜を好きな分だけ載せて自分だけの「のっけ丼」を作れます。
味噌カレー牛乳ラーメン
青森市の老舗ラーメン屋で、中高生のアイデアから生まれたラーメンです。味噌をベースにカレー粉、牛乳を合わせたスープにバターやもやし、メンマをトッピング。それぞれの味が意外にもマッチしていて、今では市民のソウルフードです。
黒石つゆ焼きそば
黒石市のご当地グルメ。モチモチした食感の太平麺をウスターソースで炒め、たっぷりのつゆをかけて天かすを載せた料理です。見た目は味が濃く見えますが、甘辛いソースがクセになります。
八戸せんべい汁
魚や肉、野菜、キノコなどを入れてダシを取った鍋に、南部せんべいを割り入れて煮込む料理です。小麦粉から作られた鍋用の南部せんべいは煮崩れしにくく、汁を吸ってモチモチした食感になります。
≪まとめ≫青森のホテルで素敵な思い出を作ろう!
青森県には雄大でダイナミックな自然の風景や、歴史深い温泉、独自の発展を遂げてきた食文化など、さまざまな魅力があります。青森県内のスポットを巡るなら、まずは拠点となるホテルを決めると良いでしょう。アクセスの良い青森駅近くや、車があれば温泉地のホテル・旅館でゆったりと過ごすのもおすすめです。旅の目的や予算、食事、ホテルの雰囲気などから、お気に入りのホテルを見つけましょう。
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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