世界的に活躍する建築家・隈研吾氏。日本に留まらず、世界各地に点在する彼が手掛ける意匠を凝らした建築作品は、その地の息吹を感じられるデザインであり、自然と伝統が調和した美しいものばかり。今回は、数ある建築作品の中から、日本にあるグルメ・展望施設・美と食の複合施設の4つのスポットをご紹介します。
（写真提供：(C) Masaki Hamada (kkpo) ）
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【東京】台湾名物のパイナップルケーキ専門店「SunnyHills 南青山」
東京都港区の閑静な住宅地にある「SunnyHills 南青山」。台湾名物のパイナップルケーキ専門店「SunnyHills」の日本初店舗として、2013年にオープンしました。「都市の中に森を作る」をコンセプトにデザインされたもので、檜の角材で覆われた外観は、日本の木造建築に伝わる「地獄組み」と呼ばれる木を一本ずつ立体的に組み立てたもの。一度目にしたら忘れられないインパクトで、国内外のお客さんが足を止めて眺めるそう。木々の中から差し込む光が心地よい店内では、素材の味を活かしたパイナップルケーキや台湾茶がいただけます。
住所 東京都港区南青山3-10-20 TEL 03-3408-7778 営業時間 11:00〜19:00 定休日 無休(年始を除く) URL https://www.sunnyhills.com.tw/index/ja-jp/
【静岡】富士山を望む展望と空中回廊「日本平夢テラス」
静岡県静岡市にある日本平山頂に建つ展望施設「日本平夢テラス」。目を引く特徴的な八角形のデザインは、法隆寺より発想を得たもので、建物の至るところに静岡県産の木材がふんだんに使われています。1階の日本平と静岡の魅力を発信する「展示フロア」、2階の静岡茶やスイーツがいただける「ラウンジ」、3階の全方位の眺望が楽しめる「展望フロア」と、フロアごとに見どころが満載。展望フロアから繋がる空中回廊の標高300mから望む、駿河湾越しの富士山、眼下に広がる清水港は一見の価値ありです。
住所 静岡県静岡市清水区草薙600-1 TEL 054-340-1172 営業時間 日～金：9:00～17:00、土：9:00～21:00
※展望回廊は終日入場できます。 休館日 毎月第2火曜日(休日の場合は翌平日)
年末(12月26日～12月31日) URL https://nihondaira-yume-terrace.jp/
【富山】自然と調和した田園風景に映えるハーブ園「Healthian-wood」
富山県の立山連峰の麓に佇む、“美と健康”をテーマにした複合施設「Healthian-wood(ヘルジアン・ウッド)」。約10ヘクタールという広大な敷地内に、 蒸留器で香りを抽出するアロマ工房「The Workshop」、多種類のハーブを栽培しているハーブ園「The Garden」、レストラン「The Table」、イベントスペース「The Field」、Taroma直営のスパサロン「The Spa by Taroma」、アロマ工房で抽出したロウリューオイルが楽しめるサウナホテル「The Hive」など、ハーブとアロマをさまざまな視点から体感できる建物が立ち並んでいます。それぞれの建物に、自然と人間が繋がる“小さな小屋”を配置していて、これらはこの地域の伝統的な散居村をイメージしたものだとか。田園風景の景観を尊重した建築物には、作り手の想いと、この地の魅力が詰まっています。
住所 富山県中新川郡立山町日中上野57-1 TEL 076-482-2536 営業時間 10:00〜16:00 定休日 水曜日(年末年始休業・冬季休業あり) URL https://healthian-wood.jp/
【京都】エシカルなドーナツファクトリー「koé donuts kyoto」
京都の中心に位置する「新京極通り」の一角にある「koé donuts kyoto(コエ ドーナツ 京都)」。オーガニック・天然由来・地産地消にこだわったドーナツがずらりと並ぶ、工場併設の体験型ドーナツファクトリーです。ナイフ＆フォークでいただく新スタイルのドーナツを目当てに、連日国内外のお客さんが訪れているそう。店内をドーム状に覆っている572個の竹かごは、嵐山の竹を使い、伝統的な六ツ目編みで作られたもの。アーティスト・長場雄氏が手掛けたオリジナルキャラクター「ドーナツ博士」と、洗練された空間に京都らしい和が調和された店内は、フォトスポットとしても人気です。
（写真提供：(C) Masaki Hamada (kkpo) ）
住所 京都府京都市中京区新京極通四条上ル中之町55
京都松竹阪井座ビル1階 TEL 075-748-1162 営業時間 9:00〜20:00 定休日 不定休 URL https://donuts.koe.com/
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